コロナ時代は日本人対決で盛り上がろう!

8月に開催される「RIZIN.22」と「RIZIN.23」の対戦カードが発表されましたね。

朝倉海vs扇久保博正のバンタム級タイトルマッチはもちろん楽しみなんですが、現修斗フェザー級王者である斎藤裕など初参戦の日本人選手が数多くいるのも面白いですね。

【RIZIN】朝倉海「RIZINのためにも俺が勝たなきゃいけない」扇久保博正とタイトルマッチが決定https://news.yahoo.co.jp/articles/d9a9d451d972fb910d0c48437b412cb56b5ea650

今回はコロナの影響もあって外国人選手を呼ぶことが出来ず、全ての試合が日本人対決になるようです。ホベルト・サトシ・ソウザはブラジル人ですが、日本に在住しているので参戦が可能だったようです。
特に本人からクレームが来ているワケではないですし「サトシはブラジル人じゃん」とかいうツッコミはやめましょう笑。

個人的には、日本人対決は大歓迎なんですよね。選手の情報も収集しやすいし、共感もしやすい。やたらと経営が心配されるRIZINにとってもお財布に優しそうという感じで笑。

というか、ここ最近のRIZINは日本人対決が主軸になっているような印象でした。大会の対戦カードが発表されるたびに「ヘビー級外国人の試合が少ない」とか文句を言う人が必ずいたようなイメージなんですが、実際に盛り上がるのは日本人同士の試合だったりしました。

RENAvs浅倉カンナ、堀口恭司 vs 那須川天心、朝倉未来 vs 矢地祐介、堀口恭司 vs 朝倉海、白鳥大珠vs大雅など、日本人対決は大いに盛り上がりました。

そして、その積み重ねがあったせいか、軽量級・中量級の日本人一色となった今回の対戦カードについて文句を言ってる人ってあんまり見当たらない気がするんですよね。

コロナ・ショックでRIZINが倒産するかも知れないという懸念がある中で発表された対戦カードなので「RIZINが観れるだけでもいい!」というバイアスも多少は働いたでしょうが、日本の格闘技ファンも次第に「ヘビー級外国人の試合こそMMA」という感覚から抜けつつあるのかなと感じています(なんだか偉そうな書き方ですいません)。

コロナが収まる気配をみせない状況で、大金を払って大型の外国人選手を招へいするって、けっこうハイリスクですよね。

海外から選手とセコンドを日本に呼ぶワケですから、日本人選手よりもお金がかかります。日本ほど防疫体制が整っている国から来るとは限りませんから、最悪の場合、来日した選手やセコンドがコロナ陽性で試合中止とかいう可能性もあるワケです。

そういうことを考慮すると、やはりコロナという脅威が存在するうちは、どうしても日本人中心のカード編成になるのかなと思います。

ここで「なんだ。日本人ばっかりか」というファンの失望を招かなかったのは、RIZINが魅力的な日本人対決を連発し、ファンの心を掴んできたからだと考えています。

RIZINはかつてのPRIDEのようにヘビー級の外国人をバンバン使えるような団体ではないですが、このコロナ時代においてはそれがプラスに転じたようです。

同じ日本人に負けると「アイツは○○より下」みたいな雰囲気になってしまってリスキーと聞いたこともありますが、そんなリスクがあるのも日本人対決を刺激的にしていますよね。

団体も選手もそんなリスクを恐れることなく、バンバン魅力的な試合を組んでいって欲しいです。

そして、せっかく日本人対決が歓迎される機運がやってきたのですから、8月のRIZINは大いに盛り上がりたいですね!

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