村田夏南子に夢を見たい

RIZINでも活躍した村田夏南子が総合格闘技の世界最高峰プロモーションであるUFCとの契約を発表したのは記憶に新しいですよね。

UFCへの登竜門的な存在であるInvictaのストロー級王座も獲得していたので、UFCへの参戦は濃厚だと思ってはいたのですが、コロナ・ショックで流れてしまったのか心配でもありました。それだけに、今回の発表はうれしいですよね。

まだ26歳と若く、12試合戦って1敗しかしていないというレコードは夢を見させてくれますよね!ちなみに、村田夏南子に唯一の黒星を与えたのは中井りんです。

村田夏南子が参戦するUFC女子ストロー級の現王者は中国人のジャン・ウェイリーです。中国という超巨大市場の人気を集める王者が君臨するこの階級は、いまUFCで最も注目される階級のひとつだと思っています。

それと同時に、最も競争の激しい階級のひとつだとも思っています。数多の強豪選手が参戦し、しのぎを削っています。日本の魅津希選手が闘っているのもこの女子ストロー級です。

「修羅の国」とも呼ばれるUFCの中でも特に厳しそうな女子ストロー級だけに、村田夏南子も連敗してあっさりリリースという可能性ももちろんあるのですが、まずはポジティブに考えたいですよね。

個人的には、村田夏南子にはUFCでもRIZINのときのように桜庭和志のマスクをかぶって入場してきて欲しいんですよね笑。

UFC代表のダナ・ホワイトは桜庭の大ファンですし、桜庭はUFCの殿堂入りも果たしています。選手やファンの中でも桜庭の知名度は高いんじゃないでしょうか。だから、村田夏南子が桜庭和志のあの「サクマシン」マスクで入場してくれば、きっと大きな歓声が湧いてくると思います。

桜庭和志は1997年に横浜アリーナで開催されたUFC Japan:Ultimate Japanに参戦して優勝を果たし、あの「プロレスラーは本当は強いんです!」という名言を残していますが、アメリカ本国で開催されたUFCに参戦したことはないんですよね。

桜庭の優勝からずいぶんと時間が経ちました。

桜庭が活躍していた頃とは違い、今や「世界最強」のブランドは完全にUFCのものとなっています。そして、そんなUFCで活躍できている日本人格闘家はほんのわずかです‥。

そんな状況で、ひとりの日本人女子格闘家が伝説的な「サクマシン」マスクをかぶってオクタゴンへむかって入場してくるなんて、なんだかロマンがありますよね。

村田夏南子は柔道→アマレス→総合格闘技と活躍する競技を次々に変えてきました。昔気質の人からみれば、堪え性がないように見えるかも知れません笑。

しかし、世界最強のプロモーションであるUFCはそんな彼女を認め、受け入れることにしました。あとは結果を残すだけです。

UFCで結果を残すことができれば、なにも言葉は要りません。なにも語らなくとも「最強」という称号を与えてくれます。

どんな運命が彼女を待ち受けているかは分かりませんが、僕は村田夏南子というひとりの女子格闘家の闘いを応援したいと思います。

Follow me!