みんな天心に絡みたい! 安保瑠輝也の大炎上に想うこと

先日の那須川天心の浮気報道は格闘技界にスキャンダラスな激震を走らせました。天心はクリーンなイメージがあったので、ショックを受けた人も少なくないと思います。もちろん、僕もそのひとりです。

今回の浮気報道をうけ、K-1スーパー・ライト級王者である安保瑠輝也が天心を揶揄するともとれるツイートを投稿し、炎上してしまいました。

ツイートを投稿したのち、本人の言い分によれば「指導」が入り、いったん全てのツイートを削除したようです。このブログを書いている時点で安保瑠輝也のアカウントを検索してみたところ見つかりませんでした。もしかしたら、アカウント自体を消したのかも知れません。

安保瑠輝也は以前「天心は武尊と闘いたいならK-1と正式契約すべきだ。特別扱いはおかしい」といった旨をブログに書き、物議をかもしました。 天心に対する絡みは今回がはじめてというワケではありません。

しかし、K-1で闘うすべての選手が安保瑠輝也 のように天心に変な絡み方をしたワケではありません。武尊、 武居由樹はこれといったコメントも出していませんし、以前はあれだけ頻繁に天心の名前を出していた皇治にいたっては、以下のようなツイートをしていました。

なんかカッコいいですよね(笑)。やはり皇治という選手はファンの心を掴むことに関しては超一流だと思います。

それにしても、なぜ 安保瑠輝也は天心にたいしてあのような絡み方をしてしまったのでしょうか?彼は自身でジムを経営しており、決して頭の悪い選手ではありません。あのようなツイートをすれば、自分も批判される可能性があるというのは、ある程度分かっていたと思います。

これは僕の推測なんですが、ぶっちゃけた話、 安保瑠輝也はとにかく那須川天心という超ビッグネームに絡みたかったんじゃないでしょうか。

武尊、皇治、武居といった選手はいくら団体間の壁があるといえど、天心と闘う可能性がゼロではありません。それは彼らの階級が天心と同じもしくは近いからです。

「彼が天心と闘ったらどうなるんだろう?」とファンが妄想し、そこから彼らの存在感がどんどん大きくなります。天心と闘える階級にいるということは、キックボクサーとして大きなメリットなのだと思います。彼らの試合を観たあと、「あの闘いぶりなら天心とも‥」みたいなことを言ってる人いますもんね。

武居なんてほとんど天心の名前を自分から出しませんが、僕も含めて、もしかしたら天心に勝てるんじゃないかと思っている人は決して少なくないと思います。

しかし、安保瑠輝也は階級的にまず間違いなく天心と試合することが出来ません。「彼が天心と闘ったらどうなるんだろう?」というファンの妄想の範疇から外れてしまいます。

天心とは絡みたい。しかし、自分が天心と試合をすることは絶対にありえない。ファンは自分と天心を絡めて妄想してくれない。そんな状況で、あの浮気騒動が起きました。「天心と絡みたい」という気持ちが変なかたちで発露してしまったのが、あの炎上ツイートなのではないでしょうか。

すべてのきっかっけは「天心と絡みたい」という気持ちなんだと思います。

安保瑠輝也にとって、炎上は悪いことばかりではないと思います。だって、今回の一件で「ルキヤなんか負けちまえ!」と思った人は絶対にいますよね。そういう人は会場まで行って観戦したりはしないでしょうが、AbemaTVで彼の試合を観ちゃうんじゃないでしょうか(笑)。

AbemaTVはどれくらいの精度でなのかは分かりませんが、時間別の視聴者数を測定できるみたいなので、「ルキヤ負けちまえ!」 の一心で視聴している人たちが増えれば、結果的に安保瑠輝也の試合の視聴者は増えるということになります。これって、けっこう大きなメリットだと思うんですよね。

「悪名は無名に勝る」ということわざがあります。今回の件ですっかり「悪名」を轟かせてしまった安保瑠輝也ですが、今回の件で彼の知名度はあがったと思います。もしかしたら、彼の作戦勝ちなのかも知れませんね。

しかし、格闘家の最終的な評価は試合で決まります。少なくとも、僕はそう思っています。 スキャンダルを起こしてしまった天心も、炎上してしまった安保瑠輝也も、次の試合は絶対に落とすことが出来ません。

年末にむけて、変なかたちで緊張感が高まってきますね(笑)!

Follow me!